カナダで大学・カレッジ進学をする

カナダで大学・カレッジ進学をお薦めする理由

世界中から留学生が集まるカナダ。2019年にはアメリカ、イギリス、中国に次いで4番目に留学生に大学進学先に選ばれる人気の国です。

留学生の全体の内訳としては、インドと中国で半数を占めます。韓国、フランス、ベトナムと続きますが、日本人の大学・カレッジ進学は全体では少数派です。

大学・カレッジ留学に人気の理由は、主に3つです。高い教育水準での勉強を、安全な環境で他の英語圏での留学より費用を押さえて出来ること、そして海外での就労経験も積めます。

教育レベルが高く、ほぼ一定

カナダ全体では、約100の大学があります。ほとんどが公立の大学で、ほぼレベルは一定の高水準と言われています。公式の大学ランキングや、大学を評価する教育機関や評価団体はありませんが、こちらの方が簡単に入れると言うような話もあまり聞きません。

カナダのMacLean’sという雑誌社が毎年、独自の視点で全体のランキング、医学系の学部ランキング、評判の良い大学ランキング等と言った評価を発表しているのが割と有名です。

カナダ永住権申請へのメリット、ワークビザの付与

卒業後に好きな所で働くことのできる、オープンワークビザが申請できます。Post Gradation work permit、ポストグラジュエーションワークパーミットと言います。日本人の方は、ポスグラと略して言っていることが多いです。

8カ月以上の専門プログラムを卒業した場合、就学した期間と同じ期間のポスグラ申請ができます。2年以上の就学期間の場合、3年迄です。8カ月から3年間のワークビザを利用してカナダ永住権を目指すことができます。カナダでの学歴、就労履歴が得られて有利だからです。

大学やカレッジに通っている間も、アルバイトが可能です。On Campus work permit、Off Campus work permit、オンワークキャンパスパーミット、オフワークキャンパスパーミットの2種類があり、校内、校外でのアルバイトができます。

他の英語圏の大学進学費用と比べて安く、安全

生活費、授業料と留学費用を他の英語圏の大学進学と考える際、安いです。治安も良く勉強するにはとても良い環境です。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド等と比べて大学進学のみならず留学を考える場合、費用の面ではカナダが優しいです。

カナダとアメリカは4年制、他の3カ国は3年制という違いもあります。生活費は、カナダは他の英語圏での留学より抑えられます

カナダの教育制度

カナダの教育制度は、ほとんど日本と同じです。小学校、中学校、高校卒業後に大学、短大、専門学校という順番です。

大きく違うのは、教育の管轄権が州ごとにあることです。日本では国で教育制度が統一されていますが、カナダでは州で教育制度を決定しています。どの学校の、どのプログラムを修了すると学位を授けると認定するかなどが州の権限で決められます。州立と私立があります。

その為、州によって若干の違いがあります。例えばケベック州では、小学校から高校までが11年間ですが、他の州は日本と同様12年間です。16歳までが義務教育ですが、オンタリオ州、マニトバ州、ニューブランズウィック州では18歳までが義務教育といったようにです。

高校卒業後の大学、短大、専門学校等の進学先を、Post Secondary、ポストセカンダリーと呼んでいます。ポストセカンダリーの学校の種類、学校で認可されているプログラムによって取得できる資格が違います。

学校の種類を中心に説明していきます。

大学、University、ユニバーシティ

規定の教育課程を履修し、試験に合格した人を学業を修めたとみなし、学位を授けるのが大学です。英語ではUniversity、ユニバーシティです。

大学卒業で学士号取得になります。英語では、Bachelor’s Degree、バチェラーズディグリーです。略してB.Aと記載していることもあります。一般的に3~5年かかります。

優秀な成績で学士号を取得し、希望する場合、更に1~2年かけて単位取得すると修士号の取得が可能です。修士号は英語で、Master’s Degree、マスターズディグリーです。

修士号取得の後に、更に3年、実際は4~5年かけて履修し単位取得すると博士号の取得が目指せます。博士号は英語で、Doctor of Philosophy、略してPhDです。

学士号、修士号は大学院で履修します。大学院のある大学は、ほとんどが都市部にあり、幅広いプログラムと研究施設などの設備が充実しています。

小規模の大学で学部教育を重視し、学部を特定のものに限定している大学もあります。

短大、College、カレッジ

日本の短期大学に置き換えて理解しようとすると、理解が難しいです。性質や制度が違います。カレッジといえば、すぐにCommunity College、コミュニティカレッジを思い浮かべる州もあります。日本語で略してコミカレとも呼ばれています。

それぞれの地域、コミュニティに根差した、高校卒業後の教育機関としてカレッジは考えられたことからコミュニティカレッジと呼ばれています。大学が学問を修める最高学府とすると、より就職に結びつくカリキュラムがあるのがカレッジです。

また大学に比べると、小人数クラスの編成です。コミュニティ・カレッジは、ほとんどが州立です。規定の単位の修得、プログラムを修了すると、修了証書のCertificate、サーティフィケートや、Diploma、ディプロマが取得できます。

カレッジには、大きく分けて2つの種類があり、全てのカレッジが両方のコースを持っている訳でもありません。

大学編入、ユニバーシティ・トランスファープログラム

カレッジの入学基準は、大学よりも低いです。その為、大学に直接入学ができなかった場合、カレッジに進みます。大学の1,2年に相当する教養課程の単位を修得します。大学へ、2年または3年時に編入を希望し受け入れられた場合、編入が可能です。

2年間で必要な単位を修得し、卒業する場合、短大卒として、準学士号、Associate Degree、アソシエイトディグリーが取得できます。もしくは、大学卒に匹敵する学士号、Applied Arts Degree、アプライド・アーツ・ディグリーという資格を出すことが認められている学校もあります。

職業訓練コース

日本の専門学校が近いです。就職を目的とした職業訓練コースです。IT関連、整備士、会計、調理、保育士等、多岐に渡ります。座学と共に、即戦力になる技術などが学べるよう実践的プログラムを用意しています。

あくまで地元に住むカナダ人が就職できるよう技術を身に着けるプログラムの為、カナダ人が優先されます。昨今では積極的に外国人留学生を受け入れているカレッジもあります。

大学、カレッジへの入学方法

大学、カレッジへの入学申し込みをする場合、「英語力」と「高校の成績」の2つが大切です。カレッジの職業訓練コースを希望する場合は、高校の成績ではなく、「高校以上の学歴の卒業証明」の場合もあります。

これは高校卒業後に入学できる教育レベルとしているからです。

高校の成績

カナダを含む欧米では、全ての科目の最終の成績をGPAという成績評価値ではかります。GPAは、Grade Point Average、グレイド・ポイントアベレッジの略です。ジーピーエーと読みます。

GPAは、0,1,2,3,4で最高値が4です。 GPA、3.5、2.8と言った数字になります。割と高校の成績が入学時に確認されますが、その際に、日本で偏差値60の高校でも、偏差値50の高校の成績でも一緒に扱われます。

英語力

大学、カレッジ進学を希望される場合、一番の難関と言っても良いのは英語力です。カナダでは、英語力を計るテストとして、IELTSを用います。IELTSのアカデミックの方です。大学、カレッジによってはTOEFLも採用していますが、TOEICを採用している学校はほとんどありません。

IELTSアカデミックでは、平均6.0か6.5が目安です。カナダの高校を卒業している場合、高校の英語の科目で一定の成績を収めていることを入学基準にしています。

願書提出時期

カナダの大学やカレッジの年間スケジュールは、大体3学期制です。4学期制の学校、プログラムの所もありますが、いづれの場合も新年度の始まりは、9月です。

9月~12月、1月~4月、5月~8月で3学期です。9月の新年度からの入学の他に、プログラム等によって1月、5月入学が可能な場合もあります。

9月入学の申込締め切りは、半年前ということもあります。申込時に必要な英語力の証明等、必要な書類を全て提出できるようにしなとならない為、1年前にはある程度の準備の目安ができるようにしておかないと間に合いません。

人気のあるコミュニティカレッジのプログラムの場合、カナダ人と留学生の割合の関係で2年待ちという事もあります。

大学・カレッジ進学費用

カナダで4年制大学へ進学する場合、卒業までに2千万円かかると言われています。生活費と授業料が主な費用となりますが、4年間分の費用でと考えない方が良さそうです。

バンクーバー、トロントのような都市部で生活費を1カ月、1500ドルとします。家賃、携帯電話、交通費、食費、保険等です。1年間で1万8千ドルです。1年間の授業料を1万6千ドルとします。(18,000 + 16,000) x 4年間 = 13万6千ドルが、4年間の予算です。

80円で換算すると1千88万円で、ほぼ半額で済みます。それではどうして2千万はかかると言われるのでしょうか。

勉強が大変で単位を落としてしまうことがある

カナダの大学、カレッジ、職業訓練コースは、かなり勉強をしっかりします。カナダ人でも単位を落とすことがあります。再履修で授業料がかかることがあります。

また自分の専攻やコースを途中で変更して、科目を取り直す場合もあります。

英語力が申込レベルに達しない

大学、カレッジ、職業訓練コースへの英語の入学レベルは、IELTSアカデミックで6.0と先に説明しました。一般的に日本で高校、大学を卒業して英語のレベルアップに取り組む場合で、IELTSアカデミックで6.0を取得するには、1年から1年半は必要です。

留学費用を留学中に確保するのが難しい

足りない分は働いて何とかするというのは、かなり難しいとお考え下さい。自身で用意する場合も、どうしても資金が厳しくなった場合、資金援助を家族に頼めるかなど確認しておきましょう。

一旦休学して、日本で働いてから復学という案もありますがモチベーションの維持が大変で復学する人は少ないです。

アルバイトが難しい

週20時間迄のアルバイトが大抵の場合、大学、カレッジで勉強している最中に可能です。細かな条件があり注意は必要です。私立の専門学校に通う場合、アルバイトをしている人は多いですが、公立のプログラムを受講している方では、ほとんどいません。

勉強が大変な為、学校の授業以外の時間を予習、復習、宿題や課題の提出準備に、かなり割かれるからです。カレッジで大学編入を目指している場合、成績も関係してくる為、特にしっかり勉強をして成績を修める必要があります。

授業料がカナダ人と留学生は違う

学校のホームページは、必ず「international students」のページを見ましょう。カナダ人と留学生の授業料は、2~5倍高いです。学校によって違います。

時々、カナダ人「Domestic」の方の授業料を見てしまう方がいますが、間違わないようにしましょう。

後払いや分割払いが出来ない

大学やカレッジの場合、学期ごとに授業料を支払います。次の学期にどの科目を選択するか決めた後に締め切りまでに授業料を支払います。ディプロマコースや、職業訓練コースの場合は、一括で授業が始まる、入学申し込み時に支払う事が多いです。

奨学金はありません。

留学生に対しての奨学金は、ないとお考えください。またカナダでお金を借りる事も難しいです。

英語の勉強について、パスウェイ

大学・カレッジ進学コースを、Pathway、パスウェイプログラム、パスウェイコースと呼んでいることが多いです。

大学やカレッジ進学に、英語力はとても大切です。大抵の場合、英語力の向上から留学を始める方が多い訳ですが、英語の勉強の仕方は以下の方法があります。

  1. 大学やカレッジの付属のESLで勉強する
  2. 語学学校の大学進学コースで勉強する

ここ数年で語学学校から、大学やカレッジ進学を目指す人が増えています。これはどうしてでしょうか。以下が主な理由です。

基礎英語から習う事ができる

レベルに応じて、アカデミック英語からではなく初級レベルからでも対応しています。英会話から慣れていき、英語の勉強が忙しくなる前に、カナダの生活にも慣れる事ができます。徐々にレベルを上げて行きます。

留学生活のサポートも慣れている

大学やカレッジに比べると語学学校は断然、規模が小さいです。その為、相談してみようと思ったら行きやすい環境です。来たばかりの留学生にも慣れていますし、日本人カウンセラーが常勤している学校が大半です。英語の勉強に集中できるようにサポートが行き届いています。

大学やカレッジへの申込の手伝い

大学やカレッジへの申し込みは、必要な書類は何か、締め切りはいつか、それぞれの学校、プログラムによって違いとても複雑です。ご自身で応募する場合は、まず大学やカレッジのホームページを読み込み、その上で質問は担当者と英語でメールでやり取りをします。

仕組みを理解したり、やり取りの時間や待つ時間などの労力は負担になります。その分を少しでも英語力を上げる為に英語の勉強に時間を割けるように、語学学校の担当者が手伝ってくれて非常に助かります。

複数の学校と提携している

自分が何を勉強したいか、まだはっきりしない、カナダでの学位取得が目的ではなく、永住権取得の為に1年又は2年の何か職業プログラムを希望しているなどの場合、語学学校が提携している大学やカレッジから選べることができます。

その他

大学やカレッジ進学については、語学留学やワーキングホリデーを経験してから希望される方も多いですが、事前の入念な準備と資金が必要になってきます。その方が卒業までの時間を節約することができます。

その他に良く頂くご質問、気を付けて欲しいことの2点についてご案内します。

ケベック州の大学、カレッジ

カナダの教育制度は、州ごとに違うとはいえ大体似ています。ただケベック州だけは学生ビザ申請でもCAQが必要だったりと少し違います。

まず、高校までの期間が11年間です。他の州の12年間よりも短く、総合大学へ入るには、2年間のカレッジの卒業資格が必要です。この大学入学資格を取るためのカレッジは CEGEP、セジェップと言います。CEGEPには大学進学コースと職業コースの2つがあります。

日本で資格は通用するか

大学卒、短大卒等の学位に関しては通用します。学位に関係のない資格、例えば保育士の資格をプログラムを修了して取得した場合、残念ながら日本の保育士の資格としては通用しません。

保育士プログラム修了のディプロマ、サーティフィケート取得として学歴として書くことができます。


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